まいど、ナカやん(logfarm111 logfarm111)です。
スノーピーク好きなら1個は持っていると思われるランタン「ほおずき」
見た目がコロンとした可愛らしく人気の高いLEDランタンです。
ナカやんもキャンプを始めて少し経った2019年の年始にリビロンと一緒に購入しましたが、今回はこの「ほおずき」について良かった点(メリット)やイマイチな点、現在は使わなくなってしまった理由などを紹介していきたいと思います!
では本編にいってみましょー!
INDEX
【SPEC】スノーピーク「ほおずき」
まずは「ほおずき」のスペックから。サイズ | φ107×87mm(コード部を含まず) |
重量 | 165g(電池を除く) |
連続点灯時間 | 10時間 |
最大光量 | 100ルーメン |
使用温度条件 | 稼働時 −10〜40度/非稼働時 −15〜50度 |
防滴仕様 | IPX4(USBキャップを閉じた状態) |
点灯モード | 通常点灯モード/おやすみモード/ゆらぎモード |
サイズ感は両手にスポッと収まる感じの大きさで、イメージとしてはご飯茶碗1杯分ぐらい。
電池交換の方法はシェードを外してフタと本体をつかんで回すとパカっと開くので、中にある電池ボックスを取り出して乾電池を入れ、また元に戻します。
重さは本体のみで165gとなっており、単三電池3本が入っている状態だと261gでした。子供でも片手で問題なく持てる重さですね。
最大光量は100ルーメン。この明るさについては後ほど触れます。点灯時間は最高照度で10時間。スペック上は1回または何とか2回キャンプにいけるかなぐらい。照度を落とせば点灯時間はもちろん伸びます。
ちなみに「ほおずき」のインジケーターランプがオレンジ色に点滅すると、それは電池交換のサインということらしいです!
IPX4は全方向から水しぶきが掛かっても大丈夫ですよ!というレベルになっています。逆に言うと、水をバシャっとかけると故障する可能性がありますよ、というレベルです。
普通の雨キャンとかであれば故障することはありませんし、これまで故障したこともありません。なおUSBキャップを閉じた状態での話ですので、閉じ忘れに注意してください!
「ほおずき」の良い点(メリット)3つ
まずは「ほおずき」を使ってみて感じた良い点やメリットを3つほど。
(1)シリコンシェードの柔らかくて落ち着いた光
オレンジの電球色とシリコンシェードによる温かい光がイイ感じです。
夕暮れ時に白色や蛍光灯の色だとどこか仕事モードな感じになるんですが、温かい光だととてもムーディな雰囲気になってとてもリラックスできます。
個人的には暗くなる少し前の夕暮れ時、ランタンを付ける時間がお気に入り・・・
タープ下にたくさん「ほおずき」を吊るしておくとかなりイイ感じですよ^^
併せてデイジーチェーンがあるとタープ下の好きな位置に吊るせるのでこちらもオススメです。
(2)様々なシーンで使える万能性
タープ下にフックを引っ掛けてぶら下げる定番の使い方はもちろん、テーブル上に置いて間接的に手元を照らすことも可能。ちょうどフックが支え代わりになるので、コロコロと転がっていったりすることもありません。
もちろんひっくり返すことなくそのまま置いてもOK。
またインナーテント内に吊るして常夜灯として使ったり、トイレに行く時に足元を照らしたりする時も使いやすいです。
フックのところでヒモの長さを自由に調節できるので、小さな子供が持ってもランタンが地面にこすれて傷つく心配も少ないですよ。
こんな感じでキャンプ中のあらゆるシーンにおいて使えるのでポイント高いです。
あとはアウトドアのみならず、自宅用として家のベランダやリビングで使ったり、枕元に置いて読書灯として使っても、デザインが良いので違和感なく馴染みますね!
(3)自然な光を楽しめる3つのモード
「ほおずき」には3つの点灯モードがあります。
- 通常点灯モード(普通に点灯)
- おやすみモード(周りが静かになると光が小さくなる)
- ゆらぎモード(風や音に反応して光量が変わる)
普通に点灯させておく通常モードだけではなく、オリジナルの点灯機能である、周りが静かになると光が小さくなる「おやすみモード」、風や音に反応して光量が変わる「ゆらぎモード」が備わっています。
よりキャンプの雰囲気にこだわる方は使ってみるとイイと思いますよ!
ただ、「ほおずき」を持っている周りの友達を見ても、ぶっちゃけキャンプ中にモードを切り替えて使っている人はあまりいないような気も・・・^^;
なお、切り替え方は次のとおり。”おやすみモード”と”ゆらぎモード”はどっちがどっちだったか分からなくなりがちですが、操作自体は簡単ですね!
通常点灯モード
- 消灯状態から電源スイッチを1回押す
おやすみモード
- 消灯状態から電源スイッチを長押し
- ランプが点滅(1秒間隔)し始めたら電源スイッチを離す
ゆらぎモード
- 消灯状態から電源スイッチを長押し
- ランプが点滅(1秒間隔)し始めても、電源スイッチを押し続ける(ここで離すとおやすみモードに)
- さらにランプが点滅(0.5秒間隔)するようになったら電源スイッチを離す
「ほおずき」のココがイマイチ3点
もう少し改善されると嬉しいなと思う点もあげておきます。
そして、これらがあるため最近では「ほおずき」ではなくゴールゼロばかり使うようになっちゃいました^^;
(1)毎回充電することが面倒くさい
キャンプの準備。
最近、ポータブル電源やLEDライトが増えてきたので、事前に充電する物が多くなってきた〜
☑️PowerArQ2
☑️単3乾電池6本
☑️単4乾電池6本
☑️WAQのLEDライト
☑️レッドレンザー
☑️カメラ充電器2個
☑️スマホ用のモバイルバッテリースイッチ1つで一気に全部充電できたらイイのになぁw😂
— ナカやん×キャンプ (@logfarm111) January 7, 2021
一番改善してほしい部分がココです。
最初は使い捨てのアルカリ電池を使っていましたが、毎回キャンプに行くたび微妙に容量の残った電池が大量発生します。
なので、途中から充電式のエネループに切り替えました。
すると今度は当然ながらキャンプ前に充電する作業が発生します。さらにたくさんのエネループがあると、充電できた電池と未充電の電池を入れ替える手間も発生します。
これが結構面倒くさいんですよね^^;
しかも、1度キャンプ後にそのまま電池を入れっぱなしにしていたら、過放電が起こってしまい、電池や中の金属端子に白い結晶のような粉が発生。
修理のため一度スノーピーク送りになりました(泣)修理費用としては送料含め3〜4千円掛かった記憶が・・・
ナカやん
それからは毎回電池を外して収納していたのですが、それすらも面倒になってきます。
ちなみに電池を使わなくて済む電池パックは販売されています。ですが、けっこう5千円を超えるイイお値段になってるんですよね!
できればゴールゼロのような感じで最初から充電池パック内蔵型の「新・ほおずき」を発売して欲しいです。
(2)シェードがかさばる&臭くなる&黄色くなる
見た目のとおり「ほおずき」のシェードはけっこう嵩張ります。しかもグニャっと柔らかいシリコン製なので、上に他のキャンプ用品をバンバン重ねて置くのも気が引けます。
ナカやん
あとはシリコンという素材の性質だと思いますが、キャンプに行くと毎回焚火のニオいが付きますし、使っているうちに黄ばみも発生します。
毎回キャンプ後には石鹸で洗っていてもこんな感じですね。
最初の頃はもっと青白い感じだったような気もしますが、今のシェードはほんのり黄色いような気もします(一応、漂白剤に浸けて洗えば綺麗になるようです)
ちなみにニオイに関しては時間と共に薄れていきます。
(3)雰囲気重視なので明るさが物足りないかも
「ほおずき」はすごい明るい訳ではありません。上の写真は「ほおずき」の光に加えて、ゲームの光と前室の外からの光も含まれてます
ソロキャンならいけますが、グルキャンやファミキャンで1個の「ほおずき」だとちょっと暗いと思います。
しかも仕様では100ルーメンとなっていますが、電池の残量によって暗くなっていきます。
なので複数または別のランタンと組み合わせて使った方が良いと思います。
例えばTAKIBIタープ オクタやヘキサエヴォなど6人用ぐらいのタープを使う場合は、
- ほおずき×2個
- ルーメナーやWAQランタン×1個
ぐらいはあった方が良いですし、もっと言えば
- ほおずき×2個
- たねほおずき×2個
- ルーメナーやWAQランタン×1個
- BFランタンやペトロマックス
ぐらいあっても明る過ぎて困ることもありません。
なので、「ほおずき」単品でまかなうというよりも、複数個のランタンを用意する必要があると思うので、そのあたり購入前に知っておくと後から後悔しないと思います。
ルーメナー最強の対抗馬【WAQ】LEDランタンの購入&開封レビュー「ほおずき」がゴールゼロに切り替わっていった理由
「ほおずき」は良い点もたくさんありますが、先ほど紹介したようなイマイチな部分を感じるようになったこともあり、最近ではゴールゼロばかり使うようになっちゃいました^^;
ゴールゼロの充電に関しては、本体にUSBコネクタが内蔵されているので、直接USB差し込み口にブッ挿せば充電が完了します(充電池が内蔵されているので過放電にもなりません)
光量も最大150ルーメンあるので、コンパクトでありながらも明るいLEDランタンですね。
もちろんゴールゼロにはおやすみモード/ゆらぎモードなどの遊び心こそありませんが、元々そういったモードをそこまで使っていなかったこともあって、特にキャンプで不自由に感じたことはありません。
唯一、ゴールゼロにはフックが無いので、ぶら下げる場合はカラビナなどを別途つける必要がありますけどね!
ナカやん
「ほおずき」の収納ケースについて
参考までに「ほおずき」の運搬や収納ケースについて。運搬時はシェードを外して写真のように本体を入れ込んで収納・運搬すると良いと思います。
シェードは付けっぱなしでも良いですが、外した方が省スペースになりますし、シリコンに変な曲がり癖が付かないように外した方が無難かなと。
収納ケースは何でも良いと思いますが、スノーピークの純正であればユニットギアバッグ110や220あたり。110であればちょうど6個の「ほおずき」が綺麗に収まります。
あとはユニットギアバッグよりクッション性能は劣りますがマルチコンテナS・Mもオススメですね。写真のブラック版は2021年の春の雪峰祭で購入しました。
あとはもう手放してしまいましたが、WHATNOTのギアコンテナ「MULTI STORAGE CASE WIDE」や「SOFT CONTAINER」あたりもオススメです。
「SOFT CONTAINER」は他のWHATNOTのコンテナよりも少しお高めですが、更にしっかりと作られていて、ランタンのみならず細々したキャンプ用品をまとめるのにも最適ですね。
あとはバリスティクスのGEAR&COOLER BOX(Mサイズ)なんかもカッコいいです。
シンプルな単色(コヨーテ・オリーブ・ブラック)などはもちろん、柄モノ(マルチカムブラックやリアルツリー、タイガーカモなど)も発売されているので、自分の好みやスタイルに合わせてチョイスしましょー。
ちなみにGEAR&COOLER BOXは簡易的なクーラーボックスとしても使えます。冬であればこれ保冷剤を入れればキャンプ行けちゃいますよ!
写真はGEAR&COOLER BOX(Lサイズ)をクーラーボックスとして使ってます!
たくさんある!「ほおずき」のラインナップ
最後に「ほおずき」のラインナップについて少し紹介しておきます。数年おきに限定盤が出てくるんで、ついついコレクター魂がくすぐられている人も多いはず^^;
通常ラインナップは3種類
まず、通常ラインナップとして販売されているのは次の3つ。
- ゆき(ホワイト)
- もり(カーキ)
- つち(ブラウン)
これ以外にも過去には限定版が発売されたこともあります。
ほおずき ドラえもんEDITION
2017年に発売されたドラえもんとのコラボ「ほおずき ドラえもんEDITION」です。
ドラえもんカラーであるブルーに赤いボタンがアクセントになっていて、見た目とも相まって”Theドラえもん”って感じですね(笑)
恐らく企画自体は出ていたと思いますが、本体がイエローベースのドラミちゃんバージョンもあったら更に人気が出たのかなと思います^^
ほおずき ラインフレンズ
こちらは2019年に発売されたLINEとのコラボモデル「ほおずき ラインフレンズ」LINEのメインカラーであるグリーン(濃いめ)に熊のブラウンが乗っかっていて、とても可愛らしいです。
60周年記念 メタルほおずき
他にもスノーピーク60周年を記念して作られた「メタルほおずき」もあります。メタルスライム的なノリなのかなと・・・w税別16,800円とかなりの高額ランタンでした。
スポットほおずき
あとは2020年の新作として発売された「スポットほおずき」もあります。こちらは限定ではなく通常販売ですね。シリコンではないハードなシェードで覆われていて、光の向きを変えることができるスポットライト機能が加わりました。
「ほおずき」と光量の差はありませんが、シェードがシリコンではなくなり、光の拡散が抑えられてピンポイントで照らす機能が強化されています。
(オプション品)ほおずき 提灯シェード
「ほおずき」本体以外にも過去には雪峰祭限定で和紙製の提灯シェードが登場したことがありました。
2020年秋の雪峰祭ではロングタイプ、2018年秋の雪峰祭ではノーマルタイプの提灯シェードが発売に。
和紙というと雨が心配ですが、撥水加工がされているので、少しの雨ぐらいであれば問題ナシ。
ただし、準備→積込→設営→撤収→片付けのどこかのタイミングでベリっと破いてしまう自信がありますw
ナカやん
類似品「パクリほおずき」も発売されていますが・・・
(あえて紹介はしませんが)巷では「ほおずき」にかなり似たパクリ製品も出回っています。
見た目も似ていますし、価格的にも半額以下で売られていたりするので、こちらを購入したくなる気持ちも分かります。
しかも、そんなに評価も悪くなさそうなんですよね、、、(評価を偽装している可能性ももちろんありますが)
ただスノーピークの場合は永久保証ですし、開発者へのリスペクトの意味も込めて、個人的には本家を推したいところです^^
まとめ
改めてスノーピークを代表するLEDランタン「ほおずき」について、そして使わなくなった理由について書いてみました。
どちらかというと「ほおずき」のイマイチな点を重点的に書いてしまいましたが、そういう部分も含めて許容できるキャンパーさんにとっては良いと思います。
何より見た目が良いですし、吊るしてある姿もオシャレですからね。
ただ、本文でも書きましたがナカやんの場合は「ほおずき」の出番が減ってしまい、最近ではゴールゼロを使うことが多くなっています。
あとはこれを読んだキャンパーさんが各自で判断してもらえれば良いのかなと・・・
ナカやん
最後に、ランタンを使う時はランタンハンガーやデイジーチェーン、パイルドライバーなどもあるとキャンプがより一層快適になりますよ!
ではでは、今年も残すところあとわずか・・・ナカやんもぼちぼち冬キャンに行きたいと思います!