いきなり全てのキャンプ道具を揃えても、あとでムダになるかもしれないし、そんなお金もナイ・・・。
キャンプデビューで失敗しないためのポイントなんかも教えてほしい。[/safe]
今回はこれから初めてファミリーキャンプに行こうと考えている人向けに、キャンプの持ち物と失敗しないためのポイントを紹介していこうと思います。
まいど、ナカやん(logfarm111 logfarm111)です。
ちなみに記事を書いているナカやんはキャンプ歴1年ほど。
一番最初のキャンプ(というより、いま思えばキャンプではないw)でツラい目にあったので、その時の自分をイメージして書いています。
INDEX
【一覧】初めてのファミリーキャンプで持って行くもの
物をたくさん持って行けばいくほど、キャンプ場では様々なことに対応できます。
ですが、最初からあまりに細かいことを書いても、量に圧倒されて、それだけで準備する気もなくなりますよね・・・^^;
『まだ本格的にやると決めたわけでもないし・・・』という人も多いと思います。
なので、ここではザックリと「これだけ用意しておけば、とりあえず初キャンプはイイんじゃない?」というレベルで紹介したいと思います。
まずは一覧でどうぞ。
ファミリーキャンプのデビュー戦で用意した方が良いものリスト(めやす費用)
ナカやん
では1つずつ詳しく解説していきます!
テント
どのメーカーもエントリー向けのテントを用意しています。
費用のめやすは、家族4人サイズで3~4万円ぐらい。
ColemanやSnowPeakあたりが有名で、
- タフドーム3025(Coleman)
- アメニティドームM(SnowPeak)
この2つで悩む方が、色々なキャンプBLOGを見ていると多い印象です。
タフドーム3025(Coleman)
対応人数 | 4~5人 |
サイズ | 幅300×全長455×高さ175cm |
重 さ | 約10kg |
アメニティドームM(SnowPeak)
対応人数 | 5人 |
サイズ | 幅280×全長505×高さ150cm |
重 さ | 約8kg |
一応「エントリー向け」と書いていますが、だからといって数回の使用でダメになるとかそういったモノではありません。
何年にもわたって現役で使い続けている人もたくさんいます。
2つのテントを軽く紹介しておくと、どちらも家族3~4人程度での使用を想定していて、スペック的には申し分ナシ。
ナカやん
タフドームはテント内で立てる高さに設計されているので、その点でコールマンを選ぶ人も多いですね。
アメニティドームは確かに高さがないですが、その分、横風に強い点がメリット。
そして、製品の品質の高さや「スノーピーク」というブランドが好きな人、メジャー過ぎるコールマンは避けたいという人が選んでいる印象です。
ちなみにナカやんは友達からロゴスのneos リビングプラス・PLR XL(現在は廃盤)というテントを貸してもらって、最初はキャンプに参加してました。
neos リビングプラス・PLR XL(LOGOS)
対応人数 | 5人 |
サイズ | 幅270×全長520×高さ180cm |
重 さ | 約9.1kg |
※現在はneos オールシーズンリビングプラス・PLR XL-AIというテントが後継版として発売されています。
なおテントや次に紹介するタープは、最初から購入する必要性は必ずしもありません。
レンタルも可能ですし、キャンプ場にあるバンガローやコテージに泊まるという選択もあります。
タープ
タープはキャンプ場にいる時に、家族がメインで過ごす「リビング」です。
写真のとおりヘキサタープやレクタタープといった形状ごとに名前がありますが、正直どちらでもOK。
補足しておくとヘキサタープは六角形の形をしていて、張ったときのキレイな曲線が特徴です。
レクタタープは四角形(長方形)の形をしていて、ちょうど家の屋根のように張るイメージですね。
見た目的には個人的にヘキサが好みですが、空間の有効活用という視点でいえばレクタかなと。
このあたりは自分の好みで選ぶとイイと思います。最初の写真のように2種類をつなげることもできます。
タープの費用は2~3万円ぐらいですね。
テーブル&チェア
テーブルもピンキリで色々とありますが最低1つ。できれば食事用と調理&荷物置き用の2つあれば便利です。チェアはとりあえず人数分あれば何でもOK。
チェアはキャンプ以外にも
- 子供の運動会
- 公園での週末BBQ
- 野外の音楽フェス
- 自宅のベランダ
などでも使えるので、最初から多少お金を掛けてもOKなところだと思います。
ナカやん
マット&寝袋(シュラフ)
ここは声を大にして訴えたい部分です^^
キャンプで寝るというと寝袋が頭に浮かびますが、寝袋(シュラフ)はそこまで重要ではありません(もちろんあればそれはそれでOKです)
特に4~10月ぐらいのキャンプであれば、衣服を調整して、家で使っているブランケットや毛布を1枚ぐらい持って行けば大丈夫です。
逆に重要かつ必須なのはマットです。身体の下に敷くやつですね。
ちょっと分かりづらい写真ですが、灰色のものがダブルサイズのマットです。
キャンプ場が芝であればまだイイですが、土や砂利の地面だとゴツゴツ感が背中に伝わってきます。なので、普通に寝るとけっこう痛いです。
いわゆる自宅のフローリングで雑魚寝しているような状態ですね。
この状態で寝ると、翌朝、背中が間違いなくバキバキになります。もちろん疲れも取れません。
何となくキャンプと言えば寝袋のイメージがありますが、重要なのはマットだと思ってください。
マットには
- 空気を入れてふくらませるエアーマット
- 中がウレタンになっていてバルブを開けると自動で膨らむインフレーターマット
- 厚みのある銀マット
などがあります。
ちなみにナカやんはクイックキャンプのインフレーターマット(厚さ8cm)を使っていますが、最低5cm以上の厚みがあれば大丈夫だと思います。
厚みがあればあるほどクッション性は高く「底付き感」は無くなりますが、厚みがあるマットは巻きにくくなる(撤収の手間が掛かる&かさばる)のでバランスが難しいところです。
最初は設営&撤収が簡単な銀マットもアリですね。
カセットコンロ&BBQコンロ(焚火台)
カセットコンロは家にあるもので全然OKです。予備のボンベも含めて持って行きましょう。
いつものキャンプでは写真のイワタニの焼き上手さんαを持っていってます。
通常のカセットコンロとしても使えるだけでなく、鉄板をのせてホットプレートにもなる優れモノ。
間違いなく自宅で1番使っているキャンプ道具ですね^^
BBQコンロは購入してもイイですし、キャンプ場でレンタルしちゃってもイイと思います。
テントやタープは手順を知らないと設営に時間が掛かりますが、BBQコンロは誰でも一度は使ったことがあると思うので、使い方で戸惑うことも少ないかと。
あと、できればBBQコンロは焚火台としても使えるものがイイですね。
BBQコンロ 兼 焚火台として有名どころでいえば次のような製品です。
SnowPeak 焚火台
Uniflame ファイアグリル
LOGOS ピラミッドTAKIBI
このあたりはBBQもできて、さらに焚き火もできる仕様になっています。
ちなみにナカやんはユニフレームのファイアグリルを、いつもキャンプに行く仲間はLOGOSのピラミッドTAKIBI、たまに行くキャンプ家族はスノーピークの焚火台を持ってます(みんなでコンプリートしてますねw)
どの商品も1度買えばほぼ一生モノとして使うことができますよ^^
ランタン
ランタンはメインとサブの1つずつ必ず用意しておきましょう。
できればメイン1つ&サブ2つぐらいで、合計3つぐらいあるとイイですね。
ランタンが1つだとちょっと明るさが足りないですし、誰かがトイレに行った時に真っ暗になってしまいます。
サブは懐中電灯などでも最悪OKですよ。
機種やメーカーは違っていてOKですが、できれば電池の種類(単2や単3など)は統一しておくとイイですね。
LEDランタンであれば、5千円~1万円も出せばそれなりのものを購入できます。
よくキャンパーさんが使っていたり、キャンプ本で紹介されているのは次の2つ。
特に、コールマンのクアッドランタンは発光パネルが磁石でくっついている構造なので、パッと4枚に分割できるのが特徴。
家族4人で1つずつ持ったり、2つはテーブルに置いて残りはタープの下にランタンとして吊り下げるなど色々と応用が利きます。amazonでの評価も高めですね。
調理道具&使い捨ての食器
調理道具は家にあるキッチン用品で問題ナシ。
メニューに応じて鍋やフライパン、まな板、菜箸、包丁などを持っていきましょう。
時短のためにできればキャンプ前日までに野菜などは切っておくとイイですね。当日の荷物も減らせます。
食器は100均で売っている使い捨て箸や紙皿、あるいは落としても割れないプラスチック製食器などがイイと思います。
ちなみにIKEAのカラフルな食器セット(KALAS・カラースシリーズ)であれば、コップ/ボウル/プレート/スプーン/フォーク/ナイフが各6セット、合計36ピースの食器セットがなんと1,500~2,000円程度で買えちゃいます。
ナカやん
ただし、風が強いと皿やコップが吹っ飛んでいくので、扱いには注意が必要です。
クーラーボックス
クーラーボックスには
- ソフトクーラーボックス
- ハードクーラーボックス
の2種類がありますが、数千円のモノから5万円を超えるモノまでピンキリです。
基本的にソフトクーラーの方が値段は安いですね。
保冷効果はハードクーラーには及びませんが、最初は自宅でかさばらないソフトクーラーで問題ないかと。
後からハードクーラーを追加で購入したとしても、ソフトクーラーはサブ的に使えるのでムダになりにくいです。
容量は1泊2日の家族4人キャンプで40L~50Lぐらいが目安。費用は5千円~2万円ぐらいですね。
たくさん食べる&お酒をたくさん飲むなら50Lぐらいのクーラーボックスがイイです。
ナカやん
クーラーボックスもチェアと同様、キャンプ以外の場面でも使えるので、1つ買っておいて問題ないと思いますよ。
この時にできれば保冷剤も併せて購入しておきましょう。
キャンパーさんがよく使っているのはLOGOSの氷点下パックだと思います。
ちなみにナカやんはアイリスオーヤマの保冷剤ハード(CKB-800 A4サイズ)を6個ほど使ってます。
虫除けグッズ
初めてファミリーキャンプで失敗しないために、虫除けグッズはきちんと用意しておきましょう。
女性(嫁)や子供がキャンプに行きたがらない大きな理由の1つが「虫」の存在です。
虫対策をサボると、2回目以降のキャンプに家族が付いてきてくれない(悲)といったことになりかねません。
幸いナカやんのところは家族全員、虫が苦手ではないので、そこまで大きな問題になっていませんが、
- 蚊取り線香
- 虫除けスプレー
- 虫除けリング
また、実際に実戦投入はできていませんが、スノーピークのスタッフさんに教えてもらったのが
- パワー森林香
- サラテクト(リッチリッチシリーズ)
- アースおすだけノーマット(プロプレミアム)
使っているキャンパーさんも多いようで、かなりの虫を撃退できるようですね。
取りあえず用意しておく荷物はこれぐらいです。
より細かい持ち物について知りたい方は、関連記事もどうぞ。
【最低限】キャンプの持ち物チェックリスト保存版※エクセル・PDF付き
家族キャンプデビューで失敗しない5つの秘訣
次に持ち物以外の部分について、初キャンプで失敗しないためのポイントを紹介しておきます。
- テント&タープの設営とゴハンの調理のどちらかに絞る
- アーリーチェックイン(レイトチェックアウト)を利用する
- キャンプ時期を春先または初秋ぐらいにする
- 焚き火をすることが2回目につながる(かも)
- キャンプ経験者と一緒に行く
テント&タープの設営とゴハンの調理のどちらかに絞る
初めてのテント&タープの設営は、けっこう時間を取られると思います。
何とかガンバって設営した後、疲れた身体でさらにそこから炭をおこしたり、料理の用意をするとなるとかなり大変。
なのでテント&タープを設営するなら、料理はカセットコンロなどでサクッと調理できるメニューにする。
あるいは、テント&タープは設営されたものをレンタルしたりコテージに泊まったりして、最初は料理に力を入れる。
といった感じで、力を掛ける所をしぼるとイイと思います。
こうしておけば初めてのキャンプでも体力や時間に余裕をもちながら進められると思います。
アーリーチェックイン(レイトチェックアウト)を利用する
これも先ほどとほぼ同じ理由です。
何かと時間が掛かりがちなのが初めてのファミリーキャンプ。
時間の余裕をもつためにもアーリーチェックイン(またはレイトチェックアウト)を利用しましょう。
設営あるいは撤収時の気持ちに余裕が出ます。
キャンプ時期を春先または初秋ぐらいにする
ナカやん
「キャンプ=子供の夏休み(特に8月の長期お盆休み中)にやるもの」と考えている人は多いと思います。
ナカやんもキャンプ前はそんな認識でした。
ですが、実際にキャンプを経験してみて分かったことは、8月キャンプは非常に暑い(いま思えば当たり前ですが・・・)ということです。
特にテント内は閉め切っているとサウナ状態になりますし、ずっとテントの中に入って設営作業をしていると、頭がクラクラしてきます^^;
夜も風が無いとけっこう地獄ですw 暑くてなかなか寝付けないといったこともあります。
なので初めてのファミリーキャンプは夏を外して、4月~6月上旬あるいは9月~11月上旬の時期に行くことをオススメします。
それぐらいの時期だと日中は半袖や長袖のTシャツでも過ごしやすく、汗もほとんどかきません。
夜はパーカーなどを1枚着ればOKですし、焚き火をすればあったかいです。
寝る時はテントを閉めきってブランケットや毛布などを1枚かければ快適に眠れます。
衣類が少なくてすむのが春先や初秋あたりにキャンプをするメリットですね。
焚き火をすることが2回目につながる(かも)
これはキャンプで失敗しないというよりも、2回目以降のキャンプにつながると思うのでココで紹介しておきます。
キャンプ中の楽しみはたくさんありますが、1番は焚き火だと思っています。
調理やBBQ、アスレチックや海・川などのアクティビティも楽しいですが、極端な話、キャンプでなくても似たようなことはできますよね!?
ですが、焚き火はキャンプでしか味わえない楽しさだと思います。
パチパチと薪が爆ぜる音に耳をかたむけ、燃えさかる炎を見ながらお酒を飲む・・・控えめにいって最高です^^
晴れていれば星空も見えますよ!ナカやんは酔いつぶれて、チェアで寝てしまうことも多いですが・・・汗
初めてのファミリーキャンプでも、雨が降ってなければぜひ子供たちと焚き火をしてほしいなと思います。
この時の焚き火体験をもう1度!と思って、2回目のキャンプにつながりますよ^^
火付きがよい薪であれば新聞紙とライターで火がつきますが、広葉樹など火付きが悪い(ただし火持ちは良い)ものもあります。また雨などで薪が湿ってしまうと、なかなか火が付かないことも・・・
なので、できればトーチ(ガストーチバーナー)を持って行くことをオススメします。これがあれば広葉樹でもへっちゃらですね^^
もちろんトーチはBBQで炭に火を付ける時にも役立ちます。使うガス缶はカセットコンロと共用で使えるタイプがオススメですね。
キャンプ経験者と一緒に行く
もし友達や知り合いにキャンプ経験者がいるなら、できれば一緒に連れていってもらいましょう。
設営やレイアウト、BBQ、料理、焚き火、撤収など、やはり経験者がいると何かと心強いです。
初めてのファミリーキャンプなら高規格キャンプ場を選ぶべし
最後にファミリーキャンプデビューする時のキャンプ場選びについて。
キャンプ場を選ぶときはあまりにワイルドな場所や遠い場所を選ぶのではなく、
- 片道で2時間以内のところ
- 管理棟がテントを張る場所から近い
- レンタル品が充実している
- 消耗品や食料などを販売している
- 炊事場がキレイ
- 洋式トイレ完備
- お風呂(シャワー室)がある
- 電源が付いているサイト
など、家からある程度近くで、水回りや設備が充実しているキャンプ場を選ぶようにしましょう。
いわゆる「高規格キャンプ場」といわれるところです。
女性からすると(男性もですが)水回りがキレイなキャンプ場の方が、やはりウケはいいですよね!?
キャンプ場の検索や予約は、なっぷなどのキャンプ場検索&予約サイトがおすすめです。
実際に利用した人の口コミ(ステマである可能性もゼロではありませんが・・・)も掲載されているので、参考になると思います。
このページに書いたことを最低限押さえてもらえれば、初めてのファミリーキャンプでは少なくとも失敗はしないはず。
ナカやん