【脱毛は1回で終わるの？】ヒゲ脱毛に必要な回数や期間･間隔は？答えは毛周期にアリ

【基本的な2つの脱毛方法】電気や熱の力をどうやってヒゲに伝えるの？

次は脱毛に必要な回数について説明します。

脱毛は1回受けただけでは終わらない

ヒゲやムダ毛の脱毛は1回受ければ終わるのか？

答えはNOです。

現在行われているどんな方法で脱毛したとしても、複数回の処理が必要になります。

その理由は、同じように生えている毛の中に、脱毛「できる毛」と「できない毛」の2種類が混じって生えているから。

そのカラクリや脱毛回数･期間の目安について順番に解説します。

毛があるのに脱毛できない理由は毛周期にアリ

カラクリを説明するために、まずは毛周期（もうしゅうき）についてサラッと紹介します。

毛周期とは、ヒゲや胸毛、腕毛、スネ毛から、髪の毛にいたるまで、体毛全てに存在する「毛が生え変わるサイクル」のことです。

毛穴の中で毛が成長して長くなり、その後成長が止まって毛穴から抜け落ちた後、再びまた新たな毛が作られる、この一連の流れのことですね。

毛周期は「ヘアサイクル」と表記されることもあります。

毛周期は3つの期間に分けられる

毛周期は成長期･退行期･休止期と呼ばれる、3つの期間に分けることができます。

成長期と退行期を、それぞれ前期･後期の2つに区切っています。

成長期

根元から栄養をもらいながら毛がグングン伸びて成長している期間。この期間が長いほど毛は長く伸びていきます。

退行期

成長期が終わり成長の止まった毛が、根元から離れて毛穴から抜け落ちるまでの期間。

休止期

退行期が終わり毛が抜け落ちた後、新たな毛が毛穴の中で作られるまでのお休み期間。この後、また成長期に戻ります。

この成長期･退行期･休止期と呼ばれる3つの期間をグルグルと回って、毛が生え変わっていきます。

脱毛できる毛とできない毛のカラクリ

では、本題の「脱毛できる毛とできない毛のカラクリ」に戻ります。

カラクリのポイントは、脱毛効果が出るのは毛が根元とつながっている成長期の毛のみで、退行期と休止期の毛（毛穴）に対しては効果がうまく出ないということです。

退行期は、毛そのものはありますが、根元から離れてしまっているため、電気や熱の力がきちんと根元まで伝わりません。そのため脱毛効果が出ない、あるいは効果が限定的になってしまいます。

休止期は、そもそもの毛が無いので、黒い色素（メラニン）に吸収される光のエネルギーの性質を利用することができません。

また、針を毛穴に入れて電気を流そうにも、表面に毛が見えていなのでどこに毛穴があるのか分からないというわけです。

同じように生えているウデ毛ですが、成長期･退行期･休止期の毛（毛穴）が混じっています

しかも毛は1本1本が、それぞれの毛周期にそって生え変わっていくので、いま見えているヒゲやムダ毛が全て成長期の状態にあるとは限りません。

見えている毛を全て脱毛処理したとしても、退行期の毛が生えていた毛穴や、休止期の毛穴からは、再び毛が生えてきてしまうというわけです。

つまり、1本も生えてこないぐらいにまで脱毛するということは、その毛（毛穴）が成長期にある時期を狙って脱毛処理する作業を、全ての毛に対しておこなわなければならないのです。

これが脱毛できる毛とできない毛のカラクリであり、1回ではなく複数回の処理が脱毛には必要な理由です。

脱毛効果が出る毛は全体の約10～20％

では次に、いま生えている毛のうち、どれぐらいの毛が成長期の期間にあるのか？

個人差があるので一概には言えませんが、脱毛できる成長期の毛は、全体の毛穴（毛）の約10～20％と言われています。

なので毎回、フルに脱毛すれば10～20％ずつ脱毛が完了していくイメージですね。

グラフは毎回15％ずつ脱毛が完了した場合の進行イメージ

最初の3回目ぐらいまでは脱毛できる毛の量が多いので、脱毛効果をかなり実感できます。

逆に、脱毛が進むに従って脱毛できる毛が少なくなるため、効果は実感しづらくなっていきます。

1本たりとも残さずに脱毛をしようとすると、かなりの回数と期間が掛かってしまうということは頭に入れておかないといけません。

脱毛効果に満足するのは5～6回目

ただ多くの人は、5～6回目（残りの毛が10%～20%程度）になると、脱毛効果に満足して脱毛を終了することが多いです。

逆に言えば、5～6回ぐらい脱毛を受ければ、かなりの毛の成長期のタイミングを、脱毛時にとらえることができると言えますね^^

ヒゲ脱毛の場合で言えば、毎日のヒゲ剃りがかなり楽になって青みも無くなり、人によっては数日剃らなくても大丈夫なぐらいになるのが5～6回目というわけです。

脱毛の間隔は平均1～2ヶ月ほど空ける

では最後に複数回おこなう必要がある脱毛の「間隔」について。

個人差があり、どの方法で脱毛するかによっても違いますが、平均1～2ヶ月ほど空けるケースが多いです。

これは退行期の毛や休止期の状態にあった毛が、成長期の毛に切り替わるまでの間隔が、だいたい1～2ヶ月だからです。

1～2ヶ月経つと成長期の毛がイイ感じに生え揃ってきて「毛を脱毛するのにちょうど良い時期になる」というわけですね。

なので先程、5～6回ぐらい脱毛をおこなえば効果に満足すると書きましたが、1～2ヶ月間隔で脱毛をして、トータルで6ヶ月～1年ほどで脱毛が終了するイメージを持ってもらえればOKです。

もしツルツルになるぐらいまで脱毛をおこなうとなると、10回以上は必要なので、2年ぐらいをみておくとイイと思います。

では次のページで、実際に脱毛が受けられるメンズエステやクリニックについて、その特徴や選ぶためのポイントを紹介していきたいと思います。

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