- 1つめは光のエネルギーを照射し、毛に反応させて熱を与える方法
- 2つめは針を毛穴の中に入れて、そこに微弱な電気を流す方法
- 今ある多くの脱毛方法は上記2つの方法がベースになっている
では実際問題、その力をどうやってあれだけ狭い毛穴の中に伝えるのか?
ここでは基本的な2つの脱毛方法について紹介したいと思います。
2種類の基本的な脱毛方法
現在おこなわれている脱毛方法は、
- 肌の上から光のエネルギーを照射する方法
- 毛穴に針を入れて電気を流す方法
の2種類に大きく分けられます。
それぞれの脱毛方法のメリット・デメリットをザックリと紹介していきますね。
【光脱毛・医療レーザー脱毛】光のエネルギーを照射する
1つめは光が黒いモノによりよく反応する性質を利用した脱毛方法です。
夏に白シャツと黒シャツを着ると、黒シャツを着た時の方が暑く感じますが、まさにその性質を利用しています。
専門的には光脱毛(フラッシュ脱毛)や医療レーザー脱毛と呼ばれます。※光脱毛と医療レーザー脱毛の違いについては、後の記事で説明します。
機械を使って肌の上から強力な光やレーザーを照射し、黒い毛(正確にはメラニン色素)に反応させることで、光のエネルギーが毛をつたって奥まで伝わり、最後は毛穴の中で熱に変わります。
この熱によって細胞の動きを止めることができるというわけですね。
熱を与えられた毛は、1~2週間ぐらい経つと、面白いようにポロポロと抜け落ちていきます。
- 脱毛時の痛みが比較的少ない
- 複数本を一気に処理できるので短時間で終わる
- 脱毛費用が抑えられる
- 過度に日焼けしていると火傷のリスクがある
- 白髪の毛には効果が出ない
- 細い毛や産毛には効果が出づらい
【針脱毛・医療絶縁針脱毛】針を入れて電気を流す
2つめは毛穴の中にプローブやニードルと呼ばれる針を入れて電気を流すことで、細胞にダメージを与える方法です。
専門的には針脱毛(ニードル脱毛)や医療絶縁針脱毛と呼ばれます。※針脱毛と医療絶縁針脱毛の違いについては、また後の記事で説明します。
先ほどの光を照射する方法は、毛をつたわせて「間接的」にダメージを与える脱毛方法ですが、こちらは直接、毛穴の中で細胞にダメージを与えるので、「直接的」な脱毛方法と言えますね。
そのため効果も高く、光を使った脱毛とは違ってすぐに毛が抜けるので、脱毛効果も実感しやすい点が特徴です。
「針」と聞くと、痛そうなイメージを持ってしまうと思いますが、実際の針のように先端は尖っているわけではなく”丸く”なっています。
色々なサイトで「針を刺す」という表記をしているケースが多く見られますが、実際には毛穴の中に針を入れるだけなので「針を挿す(挿入する)」という表現が正解です。
- 脱毛効果が高い(永久脱毛)
- 過度に日焼けしている人でも脱毛可
- 白髪や細い毛でも脱毛可能
- 脱毛時の痛みが強い
- 1本ずつ処理するので時間が掛かる
- 脱毛費用が高額になりがち
多くの脱毛方法のベースは先の2種類
今では紹介した2種類以外にも脱毛方法は数多くあり、新しい機械や名称が次々に開発・販売されていることもあって、かなり細分化されていています。
例えば、光のエネルギーの種類を変えたり、2種類以上の光が出るようになったり、針で電気を流すにしても、そこに電気だけでなく高周波(熱)を加えられるようになったり・・・という感じです。
ただ、大体どの方法も基本的に上記2種類のやり方がベースになっているので、「ザックリこの2つのやり方があるんだ」という風にここでは覚えてください!
細かいコトまで覚える必要性は全くありませんからね^^
ちなみに最近では、前のページで紹介したバルジ領域(毛母細胞の元となる幹細胞を作り出す)に熱を加えて脱毛する方法も出てきています。
【基礎知識】そもそもヒゲ脱毛ってどういう仕組みなの?こちらは「蓄熱式の脱毛方法」と説明されていることが多いのですが、大まかには医療レーザー脱毛の進化版と捉えてもらってOKです。
では、次に脱毛回数について説明していきたいと思います。
ナカやん
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